インドアOLの暇つぶし日記

通勤の憂さを動画視聴で晴らす。インドアですが、旅行は好きです。

一人っ子の国(One Child Nation)

映画007

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公開時期:2019年8月

出演:特になし

媒体:AmazonPrimeVideo

 

正直結構残酷。

一人っ子政策」って、なんとなく教科書に載っていて知っていた程度で、中国の昔の政策だとばかり思っていました。

 

一人っ子政策で人生における大切な選択を他人に決められてしまった、様々な人たちへインタビューをすることで当時の中国の現実がよくわかりました。

 

◼️一人っ子政策とは

1980年から2015年まで中国で施行されていた人口削減策。

当時の中国では人口爆発が起こっており、このまま人口が増加すれば地球で食料不足や資源が枯渇するということで人口増加を抑制するために施行されたそうです。

内容は名前の通りなのですが、一組の夫婦につき子供は一人までという政策。

その結果少子高齢化が急速に進み、廃止。

現在は二人っ子政策が施行されていますが、これも廃止が検討されているようです。

 

◼️怖かったところ

何が怖いって、殺されたり捨てられてる子供の数が異常。

作品に登場する産婦人科医が中絶させた胎児の数は5万人とか多すぎ。

二人目の子供を産みたがるお母さんは、裸になってでも追いかけられ無理やり中絶させられたり、双子が生まれた場合は片方の子供を奪われ殺されたり、売られたりされたそうです。

 

あと、働き手となる男児が欲しいので女児が生まれた場合は不要ということで捨てちゃうってところ。

市場や道端には生まれたばかりの女の乳児が転がっていたという光景も怖い。

女児はみんな不要なので拾う人などおらず、蛆虫まみれで死んでしまうそうです。

また、そういう乳児を拾い集めて人身売買を行う人もいたようです。

買い手は子供のできない欧米の夫婦。子供の出生に係る情報は全て偽造されており、子供が将来実の両親を探して中国に来ても会えないようになっていました。

 

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やはり自然と反することを国家単位で実施するって相当な犠牲が起こるものなのですが、本当にリアルで、目をそらしたくなる内容でした。

 

中国の人だからこんなに残酷なの?って思いそうですが、多分そんなことは関係はなく、時代のせいだと思いました。

(日本人も結構残酷だしね